JKSKは、「女性の活力を社会の活力に(Empowering Women Empowering Society)」という団体名・モットーの通り、 女性の活躍を直接的にサポートする活動を行なっております。

世界的に、歴史的に、女性は男性と同等には扱われてきませんでした。20世紀、特に第2次大戦以後、アメリカで、ヨーロッパで、特に北欧諸国ではめざましく、男女平等の概念と法制化が進み、遅ればせながら、日本も1986年の雇用機会均等法の制定に至りました。これにより、働く場での女性の権利が大幅に改善されたことは、記憶に新しいことです。しかしながら、実質的な平等とはまだまだ程遠く、日本以外の諸国の進展の前にジェンダー後進国といっても過言でないほどに低迷しています。毎年開催される世界経済フォーラムで発表されるジェンダーギャップ指数の世界比較では、直近(2019年)でも149か国中110位と、世界第3位のGDP国である日本としては何とも情けない状況にあります。

私たちは、この状況をなんとかしたいと、様々な活動を展開してまいりました。テクノロジーの急速な発達とともに、世界諸国の人々の考えや生活様式も変わり、社会・経済状態も「激変」といってよいほどの変化を見せております。このような中にあって、私たちの活動も時流に合った、ニーズに合った活動へと転換を求められていると感じています。幸い、JKSKは、これまでの活動から、日本・世界の中で様々な壁を乗り越えて活躍されてきた女性たちとのつながりを確立しています。多くの方々は、後輩たちに少しでも役立つことがあれば、協力を惜しみません、と言ってくださっています。 このような強みを生かし、新生JKSKは、そのモットーである「女性の活力を社会の活力に」を今の時代にふさわしい形で体現し、真に社会のニーズにこたえられるよう、事業展開を計っていきます。

JKSK のなりたち

かつて明治時代に渋沢栄一氏や伊藤博文らにより、近代国家建設のためには日本女性もこれからは教育が必要であるとして設立された「女子教育奨励会」。2001年、栄一氏のひ孫である渋沢雅英氏と元労働大臣官房審議官、元国連公使、元ボディショップジャパン社長の木全ミツ氏が出会い、これからは女性の活力をもっと活用して日本を再生させよう!と、21世紀版女子教育奨励会が2002年NPO法人として誕生しました(その後、団体名称を「女子教育奨励会」から「女性の活力を社会の活力に」と改名しております)。

以来、女性のリーダー推進、多様性の推進、ワークライフバランスの推奨などに関する研究・提言、AUW(アジア女子大学)との連携プログラムによる奨学生支援など行ってまいりましたが、2011年の東日本大震災を契機に「結結プロジェクト」として、復興支援、被災地の女性リーダー達の支援を重ねてまいりました。
これらに関しては「JKSKのプロジェクト」をご参照ください。

直近では、JKSK 会員等の多様な素敵な生き方を提示し、迷いの多い世代にヒントになれば、と「こんな生き方〜女性100名山」をWEBマガジンとして配信しており、実際に執筆者を講師としてお招きして語り合う「女性100名山オフ会」、オンラインで、1:1で相談できる「働く女性の相談室」、同じくオンラインで、テーマを決め一定期間意見交換できる「働く女性のフォーラム」を実現しました。企業様向けには、「働く女性の応援団〜出前講座」も立ち上げました。

以上、新生JKSKは、柔軟に社会のニーズにこたえる存在でありたいと考え、行動に移していきます。

どうぞ十分にご利用ください。そして一緒に活動したいという方のご参加をお待ちしています。詳しくは「JKSKへの入会案内」をご参照ください。