English Site  
 

会の紹介役員一覧ミッションステートメントマニフェスト定款入会のご案内

 

ミッションステートメント

女子教育奨励会設立趣旨書

<女性の参画と21世紀の日本>

今の日本人の多くは戦後の社会経済システムが既に効力を失ったという事実を理解しようとせず、集団無責任体制の中に安住しようとしている。その結果、思考能力が硬直・減退し,外部の世界が目覚ましい変化を続けているにもかかわらず,日本は異様な閉塞状態の中で,壊滅的な破綻に向かって転落しようとしている。

こうした惨状から立ち直るには,戦後日本のシステム,考え方,そして組織を可及的速やかに解体し,それに代って内外に広く開かれ,変化に対して鋭い感度を持つ新しい体制を構築する以外にないのではないか?

日本の女性はこうした問題を認識する優れた知性を持ち,男性が侵されている組織への依存,自己保存,集団的無責任という「死にいたる病」への感染度が低く,また狭量な国家優先主義にはなじまない健全な感性を持っているのではないだろうか。

男性主導の現在の日本の社会では身を切るような改革の断行は絶望的といわなければならない。 そこで,日本の再生には,最後の切り札とも言うべき女性の参画を推進する以外にはないと思われる。

バブルが崩壊し,巨大な富が失われても,それに責任をとろうとするリーダーがいないというのは驚くべき事態であり,戦後の日本がリーダーシップの育成を放棄してきたことを物語っている。この際,特に女性を対象として小中高大学を通して本格的なリーダーシップ教育を展開し10年後には日本は勿論世界を先導できる優れた人材を1000人,いや10、000人育成することに真剣に取り組まなければならない。

日本研究の大家として有名な Marius Jansen氏が,絶筆となった大著「Making of Modern Japan」のなかで,"日本を支配してきた男性中心の「政官財」による鉄の三角形を壊すことが出来るものがあるとすればそれは女性の参画だろう」と予言したことはまさに的を射た指摘といえよう。

「破綻に瀕した日本の再生」を目指して「女子教育奨励会」の再建復活を通して社会運動を起こすことにした。「女子教育奨励会」は今から116年前の1886年,国の近代化への切なる願いの中で「日本婦人の国際化と社会参加」を目的に掲げ,伊藤博文,大隈重信,勝海舟,外山正一,澁澤栄一など時の指導者179名がそれぞれポケットマネーを出し合って設立した団体である。残念ながらその後国家主義への偏向が進み,所期の目的は達成されず,学校法人「東京女学館」を創立しただけで昭和の初めに解散することになったという経緯がある。

12月初旬,志を同じくする男女22名のコアメンバーが一堂に会し,一泊二日のBrainstorming を通して,熱い想いを語り合い,今春以降,インターネットを活用して,「女性の本格的参画」を旗印に,全国・全世界の人達と連携し,教育の改革はもとより,政治,行政から職場や家庭などすべての体制の全面的変革を視野に広範な活動を展開する。


平成14年2月6日

木 全 ミ ツ
 
 
▲このページのトップへ 
2008-2014©JKSK All Rights Reserved.