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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。JKSKの活動報告として、4月に読売新聞東京本社特別編集委員、NHK中央放送番組審議会委員の橋本五郎さんをお招きした交流会の様子をご紹介します。

●JKSK会員とゲストの交流会 4月

講 師: 読売新聞東京本社特別編集委員、NHK中央放送番組審議会委員 
     橋本五郎さん
テーマ: 「政治に何が欠けているか ~そして、母を語る~」

今日の講師は、日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」にも出演、ご活躍の橋本五郎さん。
テーマは「政治に何が欠けているか ~そして、母を語る」、一見関係なさそうな「政治と母」、橋本さんのお母さんの強烈な思い出・体験からのお話である。

橋本さんは、秋田県の八郎潟の東の琴丘町(現在の三種町)に生まれた。人口6000人、電車は2~3時間に一本、バスは通らない田舎。6人兄弟(男5人姉一人)の末っ子。
母の一生は一体なんだったのだろうか。母は子供のことだけを、そして人に迷惑をかけないことだけを考えていた。橋本さんは昨年12月に還暦を迎え、胃ガンで胃を全摘出したが、自分が死に直面して初めていろいろな気持ちが判ってきたと言える。いかに人に迷惑をかけないで死ぬかを考え、自らカテーテルを抜いて死んで行った作家吉村昭のことと母のことを思ったという。

母は毎朝7つのお弁当を作っていたが(子供と父)、何時に寝ているのか分からなかったという。父は教師で安月給であったが、母は毎月子供達を集め、仏壇に「給料」を供え感謝して頂くというのが、橋本家の儀式であった。感謝する気持ちを子供達に教えていたと思う。後半は、生命保険で働きだして母と二つの給料袋を並べていたが、母の方が額が多くなって来た時、さりげなく父の方を増やしたりして、何時も父を立てていたのが印象的であった。母は12年前に亡くなったが、その時も如何に遠くにいる子供達に迷惑が掛からないようにと、日曜に死んでいった。
「母の思い出集」を出したが、母は結局平均的な日本の母の姿であったかもしれないが、子供にとって母の存在は計り知れなく大きい。 母が晩年何時も言っていた言葉で、忘れられないのは「福祉は建物ではなく心だ」という。どんな立派な建物を造るよりも、皆がお年寄りに一言声を掛けることが如何に大切なことであるかを、考え直さなければいけないと思う。

さて、政治と母。世の中どんどん効率だけで心がなくなっていくような気がする。それは小泉さんにも少し 責任があるような気がする。小泉政権は、日本の内閣の歴史の中で辞めていく最後の年の支持率が上がった初めての首相であった。何故か、その特徴は四つの「ない」にあるという;
1.変えない(ぶれない)、 2.迷わない、 3.人の話を聞かない、 4.人に頼まない・頼まれない。
そして、反射神経が良く、判りやすい短い言葉で、自分は命を掛けてやると言う。国民には非常にわかりやすいリーダーの姿であり、何かやってくれそうだと思い込む。
しかし、一番の問題・欠点は「心」がなかったことだと思う。自分が痛みを感じたことがなかったのではないか。日本の政治家は二代目・三代目が多いが、皆東京育ちで本当の意味で地方の人の気持ちが理解できてないと思う。
小泉さんのような人はめったに居ないし、これを真似ようと思っても駄目であり損である。この点、安倍さんは気の毒であるが、安倍さんは人の話はよく聞くが反射神経がちょっと遅いような気がする。
民主党は、安倍さんの中国関係対応の見通しを間違ったのが大きかった。小沢さんは政策議論をしないで地方周りばかりをやっており、損をしていると思う。

 

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