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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。JKSKの活動報告として、6月にNPO法人フューチャー500理事長、(株)イースクエアー代表取締役会長の木内孝さんをお招きした交流会の様子をご紹介します。

●JKSK会員とゲストの交流会 6月

講 師: NPO法人フューチャー500理事長、
     (株)イースクエアー代表取締役会長 木内孝さん
テーマ: 「気が付くか、気付かぬかの勝負」~日本の外で何が話題になっているか~
       ベルリンの大円卓を囲んだ112人への100の質問

今日の講師は、JKSK会員の木内 孝(きうち たかし)さん。自然環境の修復・保全をライフワークとしている木内さんは、1935年ドイツに生まれ、福沢諭吉の四女・タキさんと1970年迄ご一緒にお暮らしになった曾孫に当る。所謂大企業の代名詞である「フォーチュン500社」の基準は、規模・利益優先で有限な自然環境は考慮に入れてないが、これからの優良企業の基準として自然を守る、自然の法則に従う事、それは「足るを知る」心が基本と考える「フューチャー500」を米日中で設立した。

まず、環境問題を何時も考えている三名のゲストのご紹介があった。

崎田裕子さん:
ジャーナリスト、環境カウンセラー、NPO法人・元気ネット理事長、 エコ・ジャパン・カップ副実行委員長、環境ビジネス・ウィメンの代表の一人
薗田綾子さん:
(株)クレアン代表取締役、サステナビリティ日本フォーラム事務局長、 環境ビジネス・ウィメンの推進者
倉田千尋さん:
クリーン・ティーヴィー・ジャパン/ファファラ・ネット事務局長、
(株)テレフォニィ事務局長

木内さんは言う。日本の国民は環境問題に無関心な人が多いが、政府に任せていては期待出来ない。 人口の半分を占める女性のスカッとした力に大きな期待をしている。JKSK、GEWEL、そして GOLDの出番だ。三つのNPOがネットワークを組んで活動したら凄いことが出来ると思う。

この春、英国国会の委員会に呼ばれ、日本政府と企業の気候変動問題への対応について、上院・下院の 議員さん達と90分のセッションをやってきた。日本の政治家が海外で話して来たとおっしゃる事がいかに事実と異なるか、我が国のメディアがいかに本当の事を伝えてくれないか、いやというほど思い知らされた。私達は普段 見聞きするニュースに頼っていては、世界から取り残されてしまう。

そんな時、ベルリンのフンボルト大学で大変素晴らしい会合に呼ばれた。フンボルト大学は、ナチスに1938年に貴重な著書を2万冊焼かれてしまった事でも知られる。図書館の空っぽの書棚を、今でも忘れないようにガラス張りにして展示している。
4年前に38歳のドイツ人とアメリカ人の女性1人と男性2人が、世界中から質問を集めたら、どんな 質問が集るだろうか? 面白い結果になるに違いないと考え行動を開始した。数万の質問が集り,第1段階で500を選び、最終的に100の質問に絞り込んだ。16歳から83歳まで、正に世界中からの質問であるが日本からの質問はなかった。世界の場で議論される疑問を考えつかないのか? 何故だろう? 回答者側には世界中から112名の人が招かれた。著述業、芸術家、教育者、俳優、哲学者、農業、・・・・・ しかし政治家・官僚・企業家はホンの数名。当然と言えば当然だ。

木内さんが「100の質問」を皆に配ってくれたが、それを見ると全くその通り、だけどどうすればよいの? 眼から半分鱗が落ちて、ガックリ すっかり考えさせられてしまった。例えば、

  • 女性は何故未だに不利な立場に置かれているのか?
  • 資本主義の次に何が来るのか?
  • 利己主義が人類を滅ぼすか?
  • 時間を節約する目的の一つ一つの発明が益々ストレスを加えている?
  • 何があなたを動かすのか?
  • 冷えたコカコーラの方が新鮮な飲料水より手に入れやすいのは何故か?
  • 大国が持つ軍事力は「自衛」の為と言われ、弱小国の軍事力は「テロ」と結び付けられるのは何故か?
  • 人を殺した人を殺すのは殺人犯か?・・・

全部ご紹介出来ないのが残念である。招かれた112名の人達が一斉にこれらの質問に応えた訳だ。
他人がどう答えたかを問うより、私達一人一人がどう答えるかを、まず考えよう。
この集りは『 Table for Free Voices 』と呼ばれ、開催に250万ユーロ(約4億円)の費用がかかったが、皆寄付金で賄った。

木内さんは、この続きを2010年に日本で開催したいという。来年はアメリカの大統領選挙前の5月にフィラデルフィアで催される予定。民族と宗教のもっと突っ込んだ質問を俎上に載せ、多神教・自然崇拝の国、日本で是非開催出来たら意味がある集りになるだろう。

 

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