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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。6月の交流会は、新日本監査法人CSR推進部長の大久保和孝さんをお招きし、お話をうかがいました。

●JKSK会員とゲストの交流会 6月

講 師:大久保 和孝さん
テーマ:「コンプライアンス不況を脱して活力ある日本経済を復活させるために」

今日の講師は、新日本監査法人CSR推進部長、新日本インテグリテイアシュアランス(株)常務取締役 公認会計士の若き精鋭である大久保 和孝氏です。
企業不祥事の本質的問題、企業経営に横たわる課題、・・・・など真のコンプライアンスの意味を理解し、運用が上手にできていない日本の経済、官僚による硬直したコンプライアンス認識がもたらす不況の問題の認識、現状の分析を行うと共に、広く行政、企業、組織、個人の枠を超えて警鐘を鳴らし、大活躍をしておられる大久保氏に、問題の真髄についてお話いただきました。 しかしながら、限られた短い時間内にてご用意された多くの資料を語りつくすことの難しさに苦慮されながら、若さと情熱の大久保氏ならではの熱ぽい語り口調によってポイントをまとめていただきました。     
インサイダーは一体何が問題なのか? 度重なる企業不祥事はなぜ起こるのか?そして、それらの問題の原因はどこにあるのか?
今、日本の企業社会が抱える、最大の課題は、人材育成の欠如である。 それは、顕著に表れているのが経営者育成のあり方そのものである。 経営者という地位がほしくて、経営者になったような人の多くは、センシテビティが欠如している。従業員も、ルールさえやればよいと、思考回路が停止した状態になっている。
そもそもコンプライアンスとは何なのか?
「法令遵守」と誤訳していることにも大きく意味を取り違えている。今日の日本経済は、形ばかりの「コンプライアンス」が蔓延し、むしろ経済全体が混乱している。
こうしたコンプライアンス不況を脱して活力ある企業が持続的に成長していくためにはどうすればよいのか?社会全体が向かうべき方向性を見失っている状況の中、CSRを理解する意義がある。
つまりCSRとは企業と社会の相関関係を示す概念であり、そうした企業の内部統制構築にあたっての最も重要なこととは人材の育成であり大きく4つの要素がある。

  1. センシティビティを強化すること
  2. マクロ的視野に基づく考察ができること
  3. 本質を理解できること
  4. 人に伝達する能力・スキルを強化する

と、説いている。
また不二家、NOVA、ミートホープなどの不祥事企業における事件の本質分析の必要性などを事例として挙げコンプライアンスの本質に迫った。
こうしたコンプライアンス不況の状況に対する処方などに対して、いろいろな意見質問が出た;
経営者の中には、経営者としての重要な資質が欠如している人が増えている中、次世代のリーダーは期待できるのか? リーダーは各企業に数人でかまわない。それゆえに、そのような人材育成は、大学を舞台に産学連携で進めることが期待される。慶応義塾大学などでの取組みには注目すべきところがある。

 この日本の状況を歪曲している最大の問題はマスコミではないのか?テレビのワイドショーなどの興味本位の報道による誤った世論の形成。無知にして形式主義をはびこらせている。新聞報道さえも硬直した組織(デスクなど)の偏向的な報道をしている。

 無関心ではなく気がつくかどうかが日常大切な心構えである。 経営者は出処進退が潔くあるべしというご意見もあった。 今後はインドや中国といった新興国の台頭する中での世界標準いかに日本は参加できるのかなどグローバルな問題もある。

 福田首相の排出権や環境への取組みなどにも説得力がないことは世界が知っている。それを知らされていないのは当の日本国民自身である。 など活発な質問やご意見がでた。

 今月の理事長手造りのおつまみのテーマは「CSRの真髄であるDiversity社会における健全な社会の実現を願って・・・、Diversity & Inclusionを大切にしたお料理で・・・」
今回はこのDiversity & Inclusionの意向にそい、会員の木内様やゲストの佐野氏の男性人も配膳をお手伝いするという画期的な舞台裏もあった。
そして今回の理事長の手作りお料理30品目は、「山菜すし」「キムチ鍋」「えび・かにチャーハン」「肉じゃが」「かに・牛肉コロッケ」「コールスロー」など。

(文責JKSK理事 阪本正彦)

 

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