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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。7月の交流会は、マルチカルチュラル・プレーイングフィールド社社長の渥美育子さんをお招きし、お話をうかがいました。

●JKSK会員とゲストの交流会 7月

講 師:渥美育子さん
テーマ:「グローバル教育 ~地球村への10のステップ」
地球がますます狭くなりギスギスしていく中、真の平和を実現する為の「グローバル教育」とは何かを問い続け、「画期的な教育プログラム~地球村への10のステップ」を作られたマルチカルチュラル・ プレーイングフィールド社社長 渥美育子さんが、今日の講師である。

世界は1990年以降の二つの事件によって、根本的な大変革に直面した。それは
1991年 冷戦体制の終焉。グローバリゼーションのはじまり。
2001年 9月11日の同時多発テロ。超えられない宗教・文化の違いを突きつけられた。

渥美さんは広い世界を求めて、名古屋→東京→カナダ→アメリカと飛び出していき、1991年にグローバリゼーションに出会う。その後大企業の重役に世界市場戦略を教えていたが、9月11日の同時多発テロに巻き込まれ、それをきっかけに世界の子供達が宗教・文化の違いを超えて、一緒に学べる教材 <地球村への10のステップ>を制作した。

では、渥美さんの、グローバル教育教材とはどんなものなのだろうか。

    1. 8~14歳を対象としているが、親子で体験しても楽しい。
    2. 自分達でデザインしたグローバルコースターに乗って、3500年の時間と世界空間からなる“地球村らんど”を旅するうちに地球市民に成長する体験プログラム。最後に理想の地球村へのパスポートへを手に入れる。
    3. 鳥瞰的視野を身につけることが重要。5つの異なるテーマが交響曲のように展開し、子供達は地球の大きさを測った男やストリートチルドレン、児童労働を開放した少年など、さまざまな人達と出会い、ひらめきを得て、問題を解決するノウハウを自分のものにしていく。
    4. マクロとミクロをの世界を行き来する。例えば地球の環境に思いを込めて詩を書いた後、日常のゴミの処理を考える。
    5. DNAの研究で、66億人の多様な人達が15万年前にアフリカに生きた一人の女性を母とする地球家族だと判る。自分の家族を地球家族に紹介する絵入りのメッセージを書く。
    6. 世界中の社会はどの要素が強いかによって、3つの文化コード(社会のルールの基盤)にわけられる;
      1)リーガルコード   ルールが社会の中心。
      2)モラルコード    人間関係が社会の中心。
      3)レリジャスコード  神様の教えが社会の中心。
      しかし、リーガルコードだけだと訴訟社会になる。モラルコードだけだといじめ社会に なる。レリジャスコードだけだとテロ社会になる(同じ神を信じない者は殺してもいい)
      一人の人間が3つのコードの良い点を併せ持つことが大切だ。
    7. 5つのテーマの中には、世界中の子供を友達にする夢や、生命の尊重、積極的平和教育などがある。戦争にとらわれた後、子供達はアンネ・フランクが死んでから今日までの63年のあいだに世界で1112もの戦争が起き、一方インターネットの発明やDNAの発見と解読など、凄い業績もあがっていることをパネルを作って展示する。そして、心に歯止めをかけられる“地球村の憲法”を考える。そしていろいろな国の子供達が“憲法”を持ち寄って子供サミットに参加。世界中の子供が NO MORE WARS ! と宣言すると戦争のない時代が始まる、というところでこの20の体験プログラムは終わる。

非常に重要な、問題だけにいろいろな質問議論が為されたが、その中で、 “大ブームとなった「国家の品格」ではないが、まず自分の国を知ることが重要であり、生まれ育ったところもよく知らないで、世界村を考えることが出来るか?”
という問題提起に対して、
“世界はすごいスピードで変化している。自分の国や文化を先ず学んで、それから世界を理解しようとすると日本は取り残される。それだけではない。自分の国のDNAが本当に解るのは、異文化や世界全体を合せ鏡にして自国を見る時だ。例えば武士道の精神でも、グローバリゼーションの光りのもとに再評価しないと、今のままでは受け入れられないどころか誤解される。” と説明があった。

本日の理事長の手造りおつまみのテーマは、「25年ぶりにアメリカから帰国し、活動拠点を日本に定めスタートした講師“日本の夏のテイスト、枝豆と冷やしソーメンが・・・”という
ご要望にお応えして・・・・・・」 枝豆ご飯、冷ソーメン、けんちん汁、ローストポーク、 ちらし寿司、鮭、にんにくの茎の甘露煮・・・・など29種、それに、土用の鰻の月にあたり「渋谷の松川の女将、三田様」からの「鰻」「肝串焼き」など差し入れを頂き、一同元気 の源を得られた様子。

(文責 JKSK事務局)

 

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