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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。7月の交流会は、米国エール大学博士課程のワッカ・アンネ・ステファニーさんをお招きし、お話をうかがいました。

●JKSK会員とゲストの交流会 7月

講 師:ワッカ・アンネ・ステファニーさん
テーマ:「日本社会における女性のキャリアとアイデンティティの日独比較研究」

今日の講師は、ワッカ・アンネ・ステファニーさん。エール大学の文化人類学部博士課程の勉強をしているブラジル生まれのスイス人。テーマは正確に言えば「日本社会において、女性がキャリアを求める理由とそのアイデンティティと日独比較研究」。日本語で発表を行ったのは賞賛にあたいする
が、内容が逆に難解となりがちであったことは否めない。

*日本とドイツを選んだ理由は、共に戦争に負けたが経済先進国となった。しかし、特に働く女性が不平等である共通点があること。

*調査はフィールドワークが主で、22歳~94歳まで150人のインタヴューを中心とした。

*調査手法としては、「Maximum Similar Research Design」 (最大類似調査設計?)と「Maximum Different Research Design」(最大相違調査設計?)によってポイントを浮き彫り にさせていく。

*比較的高い役職に就く女性(金融・産業・政府機関・大学研究機関など)のパターンを調査し、女性が仕事を持つとどのように家族との絆や他の人間関係に影響を与えるかを調べる。

*日本とドイツ共に女性の雇用機会は広がっているが、米国や欧州に比し受けるべき正しい評価を受けていない。

*日独共に男性集団的意識の中に、女性の仕事と家庭での責任に対する伝統的な考え方が残存している限り、女性はその中に縛られたままになってしまう。

*女性の方も、男性社会の中でのキャリアアップを生きがいとしているところがある。

外国から見た日本女性の分析だけに興味があり、次のようないろいろ質問や提案が出た;

*敢えて言えば、長い人類の歴史の中で「男女平等」はほんの最近のことである。歴史上男女は夫々役割があり、特に女性は「子供を生む」という圧倒的に有利な仕事をしているのに、仕事まで平等にやるべきなのか。これに対しての理論も用意しておくべき。

*キャリアと出生率との関係も調査するとよい、出生率の高いところと比較したらどうか。

*キャリアの女性ほど出産率が高いという北欧諸国の現状をもう少し明確にすべきではなかったか。

*関連するこれからの日本の問題点として、「働いていた女性の社会復帰」、「定年後の男性の活用」、「介護は誰がどうする?」、「覇気の無い海外に出て行きたがらない今の若者」など。

今日の理事長のお料理のテーマを決めるにあたり、Anne講師に質問したら
①「最初に来日した時に、最も美味しいと感じた日本食は?」~「海苔巻きです」
②「今回11ヵ月という長期滞在中に、最も美味しかった日本食は?」~「キムチ鍋」(日本食?)
③「自分で調理したい日本食は?」~「焼き魚」

これらの嗜好にお応えして、「キムチ鍋」「巻き鮨」「太巻き」、「蟹鮨」「五色、五菜、夏ちらし鮨」 「冷しゃぶ」「わかめと大豆、人参、牛蒡こんにゃくの季節煮」「冷ソーメン」「愛媛の海の幸」 「青椒肉糸」など等38種。

(文責JKSK事務局)

【次回のサロンのご案内】 第63回 JKSKサロン   
日 時 2010年9月15日(水)19:00~21:00 
講 師 佐藤岳利さん (株)ワイス・ワイス 代表取締役
テーマ 「ワイス・ワイス、グリーンインテリアブランドとしての取り組み」  
場 所  「オルタナ・サロン」(地図)  
定 員 40名 (先着順。会場の都合により、定員に達し次第締切とさせていただきます。)
会 費 会員1000円、ゲスト(非会員)1500円  (お飲み物のうちアルコール類は別)

参加ご希望の方はお名前、ご所属を事務局までお知らせください。  
※サロン参加申し込みメールアドレス: 
   salon(@)jksk.jp   ※(@)を半角の@に変更してください

 

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2010年4月 【第59回】「婚活ブームと言われるが、今どのような現状になっているのか?」  白河桃子さん
2010年3月 【第58回】「雑誌オルタナとの3年~その哲学と仲間たち」  森 摂さん
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