English Site  
 


JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。4月の交流会は、(社)ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表、JKSK編集長の大和田順子さんをお招きし、お話をうかがいました。

●JKSK会員とゲストの交流会 4月

講 師:大和田順子さん
テーマ:「アグリ・コミュニティビジネスで創る豊かな地域社会」

東日本大震災のため3月の第68回JKSKサロンは延期させて頂きましたが、4月の第69回サロンは 元気を取り戻して・・・と予定通り開催することが出来ました。そして、JKSKは「JKSK-WE基金」の第Ⅱプロジェクトとして「JKSK-WE基金~東日本大震災復興支援、協力、応援プロジェクト」を発足させ、中・長期的、継続的な活動を開始しました。その活動を支える募金活動の一環として今回のサロンについても会費を一律500円アップすると共に、収入の全額を募金に充当していくこととしました。即ち、開催にかかる経費のうち、会場費と講師謝礼はJKSKで、他の経費は100%ボランティアベースで対応することにいたしました。

今日の講師は大和田順子さん。大学を卒業後、総合職第1号として東急百貨店に就職、東急総合研究所への出向や、The Body Shop, Japan, (株)イースクエアなどをへて、2007年独立、(社)ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表として活躍中であり、JKSK会員であると共に、JKSK-HP編集長としてご活躍いただいております。また、NPO農商工連携サポートセンター理事や、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科兼任講師も務められています。LOHAS(Lifestyles of Health and sustainability 健康で持続可能なライフスタイル)という新しいライフスタイルを日本に紹介する先駆けのお一人として、近年は有機農産物の普及啓発に力を注ぎ、農山村の持っている潜在力を引き出し、都市部と交流することによって、幸せな地域活性化をと呼びかける活動をしておられます。2月に『アグリ・コミュニティビジネス -農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会-』(学芸出版社)を出版されました。

* LOHASの健康は、「人」と「地域」と「地球」の健康である。

* ロハスなライフスタイルを実践している人は食べ物、ファッション、住居などに関してもオーガニックや自然なものを志向する。また、自然エネルギーや低エネルギーのまちにも関心が高い。

* 日本の農山村は自然・資源の宝庫であり、そこで自然と文化を活かした暮らしとビジネスを起こそうという気運が高まっている。

* 今まで長年、都市と農村は断絶されてきたが、そこの交流を掘り起こし・促して人とお金の流れを如何に作り出して、地域経済も豊かにするかということである。
例として、
1) 埼玉県の小川町:40年間有機農業を続け、エネルギーも脱石油で自給し、安定的な経営を行っている農家がある。取引形態は、全て信頼関係で結ばれている。30年来、農産物を届けている提携先約30軒には価格もお任せである。また、麦・米・大豆など取引している地場産業や企業なども決まっている。
2) 兵庫県の豊岡市:農薬被害で1971年に絶滅した"コウノトリ"を復活することで地域活性化に成功した。コウノトリの住める環境を作ることにより、農業使用が減り、生物多様性が高まり、観光客も年間40万人も来るようになった。

これら小川町モデルや豊岡モデルを全国に広めることにより、有機農業をベースとした生物多様性に富む地域循環型経済圏をつくり、豊かな農産漁村が各地に増えることが大和田さんの目標である。

また、"大交流で東北の一次産業の再生を行おう"という提案がなされた。

~~~~~~~~~~~~~
ステップ1:
コーディネータが都市生活者や企業(首都圏のみならず仙台市民も対象)の市民ボランティア受け入れを希望する農林漁業者や集落を把握する。

ステップ2:
都市側のNPOや企業等と連携し、被災農地ボランティアツアーを計画する。

ステップ3:
ボランティアツアーを開催し、ボランティア活動の後、参加者によるワークショップを開催し、3年後のビジョンを共につくる。

ステップ4:
活動を継続し、WEBサイトなどを通じて関係者に進捗状況を報告する。収穫物はボランティア参加者や支援する都市住民が再生産可能な価格で購入する。
~~~~~~~~~~~~~

時節柄、ご参加の皆さまの関心が高く、多くの意見・質問が出され時間が足りないくらいであった。
① 現実問題として、農家の若者が地方に戻っているのだろうか。それは別の動きなのだろうか。
② 地域にこだわるライフスタイルは、今一般的風潮である「グローバル化」と共存出来ないのでは。
③ 日本の地域社会は壊れたと言われてきた。例えば今世田谷で東北のような繋がりがあり得るのだろうか。お金ではない何かの絆が必要ではないか(例えば世田谷と川場村)
④ LOHASの生活にもっと文化・芸術・スポーツの要素を入れたら、より素敵になるのでは。
いや、東北は「LOHAS」のようなおしゃれなものではないが、生活に密着した地域古来の伝統や文化がある。

理事長の手料理のテーマは、「東日本大震災で被災された方々に寄り添って~宮城県・岩手県・福島県 特産と共に~」。啄汁、ほたてご飯(宮城、岩手特産)、ラーメン(福島特産)、かに鮨、五目チャーハン、笹かまぼこ(宮城特産)、わかめのうま煮(岩手特産)、こんにゃく玉うま煮(福島特産)をはじめ、茹でポーク、肩ロース・黒コショーペッパーポーク、鳥の唐揚、棒々鶏など35種。

(文責 JKSK事務局) 

【次回のサロンのご案内】 第68回 JKSKサロン 

日 時 2011年6月15日(水)19:00~21:00 
講 師 ティツィアナ・アランプレセさん  
      フィアットジャパン、フィアットカントリーマネージャー、マーケティング本部長
テーマ 「自動車産業の中で働いている私」

場 所  「CTW オルタナ・サロン」(表参道アカデミー)(地図)  
定 員 40名 (先着順。会場の都合により、定員に達し次第締切とさせていただきます。)
会 費 会員1000円、ゲスト(非会員)1500円  (お飲み物のうちアルコール類は別)

参加ご希望の方はお名前、ご所属を事務局までお知らせください。  
※サロン参加申し込みメールアドレス: 
salon(@)jksk.jp   ※(@)を半角の@に変更してください

 

バックナンバーリスト

2011年2月 【第67回】「「今なぜ、LED(発光ダイオード)か~①生活を変える家庭用LED,②LED8つのメリット」  浅井健吉さん
2011年1月 【第66回】「上海万博を振返って、中国が国際社会と協調していく契機となったのか」  塚本弘さん
2010年11月 【第65回】「世界一思いやりのある企業をめざして~半径1メートルを幸せにする経営」  重永忠さん
2010年10月 【第64回】「現場の心に火をつける! らしさマネジメント」  浜本亜実さん
2010年9月 【第63回】「ワイス・ワイス、グリーンインテリアブランドとしての取組み」  佐藤岳利さん
2010年7月 【第62回】「日本社会における女性のキャリアとアイデンティティの日独比較研究」  ワッカ・アンネ・ステファニーさん
2010年6月 【第61回】「19歳で来日して25年、旅行社の幹部としてCSR活動 ~観光のみではなく、途上国との交流・実体験の機会を日本の若者達に~の企画に燃える」  Bobby Azadul Haqueさん
2010年5月 【第60回】「自立・寛解・就労-無限の可能性を秘めて~精神障害者雇用数日本一の企業からのメッセージ」  遠田千穂さん
2010年4月 【第59回】「婚活ブームと言われるが、今どのような現状になっているのか?」  白河桃子さん
2010年3月 【第58回】「雑誌オルタナとの3年~その哲学と仲間たち」  森 摂さん
2010年2月 【第57回】「カタリバの誕生と今日までの活動」  今村久美さん
2010年1月 【第56回】「家事代行サーヴィス産業が産声をあげた1999年!」~女性の笑顔の価値~ 高橋ゆきさん
2009年11月 【第55回】「中東諸国を歴訪して」 多田幸子さん
2009年10月 【第54回】「ぼくの村は戦場だった~紛争地で生きる人々~」 山本美香さん
2009年9月 【第53回】「Diversity & Inclusion」1万人調査から見えるもの 堀井紀壬子さん
2009年7月

【第52回】「日本農業再生への具体的な Road Map」 山峰國彦さん

2009年6月

【第51回】「行財政改革の切り札 ~パブリシティーから見た事業仕分け~構想日本の取組み~」 西田陽光さん

2009年5月

【第50回】「アジア女子大学(バングラディッシュ・チッタゴン) ~アジアの先進国日本、日本人としての参画を ~」 キャシー・松井さん

2009年4月 【第49回】「フィトテラピー(植物療法)を医療で活かす欧州に見習う」 ~ Au Sein des Femmes(オッサンデファム・女性の乳房と健康を守る会)日本支部のこれからの活動  森田敦子さん
2009年3月 【第48回】 食の安全~日本ハム(株)社外重役をお引き受けして 早川祥子(サチコ)さん
2009年2月 【第47回】 学習する組織だけが生き残る~チーム・ダーウイン 熊平美香さん
2009年1月 【第46回】 笑顔の父親が増えている~パパ力(チカラ) 検定 安藤哲也さん
2008年11月 【第45回】 絵の楽しみ 山崎富治さん
2008年10月 【第44回】 弁理士とは何か? 吉井一男さん
2008年9月 【第43回】 自衛隊と女性 ~イラク派遣を経験して~ 佐藤正久さん
2008年7月 【第42回】 グローバル教育 ~地球村への10のステップ 渥美育子さん
2008年6月 【第41回】 コンプライアンス不況を脱して活力ある日本経済を復活させるために 大久保和孝さん
2008年5月 【第40回】 日中韓フォーラム発足が意味するもの 松尾篤さん
2008年4月

【第39回】 「Cradle to Cradle」~ゆりかごからゆりかごへ~ (世界を新しくする ものづくり) 岡山慶子さん

2008年3月

【第38回】 なぜ、米国女性は昇進も子供も諦めないのか 治部 れんげさん

2008年2月 【第37回】 韓国の食文化~キムチのお話 崔 誠恩(チェ・ソンウン)さん
2008年1月 【第36回】 一人称のキャリアを目指して 田中幸子さん
2007年11月 【第35回】 ポテンシャルの高い女性がどんどん入社してくる・・なのに・・私はチャレンジしています。 大竹 千広さん
2007年10月 【第34回】 狭心症と心筋梗塞 木全心一さん
2007年9月 【第33回】 日本の七不思議 佐藤玖美さん
2007年7月 【第32回】 日本のグローバライゼーションを考える 塚本弘さん
2007年6月 【第31回】 「気が付くか、気付かぬかの勝負」~日本の外で何が話題になっているか~ 木内孝さん
2007年5月 【第30回】 被害者、その家族・親族の苦しみの実態を、彼らの人権を考えよう 志賀こず江さん
2007年4月 【第29回】 政治に何が欠けているか ~そして、母を語る~ 橋本五郎さん
2007年3月 【第28回】 「女劇YOKTO23KU」~人脈形成のキーポイント~ 弓山桂司さん
2007年2月 【第27回】 どこかおかしいこの社会~日米両社会を知り尽くした日系三世の目から~ 佐渡アンさん
2007年1月 【第26回】 お母ちゃんの家 宇津崎光代さん
2006年11月 【第25回】 50歳からの挑戦・女性たちの思いを映画に託して 松井久子さん
2006年10月 【第24回】 渋沢栄一の世界 渋澤雅英さん
2006年7月 【第22回】 日本人としてゴスペルを歌っていきたい 内田奈々子さん
2006年6月 【第21回】 カンボジアで児童買春と戦うソーシアルベンチャー 村田早耶香さん
 
▲このページのトップへ 
2008©JKSK All Rights Reserved.