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JKSKサロンレポート 
JKSKでは毎月スピーカーを招き、会員とゲストの交流会を開催しています。5月の交流会は、(株)ダイバーストリート代表取締役兼CEOの成澤俊輔さんをお招きし、お話をうかがいました。

●JKSK会員とゲストの交流会 5月

講 師:成澤俊輔さん
テーマ:「向き合っているのは障がいではなく社員・お客様・常識!」

講師の成澤俊輔氏は、3月の第68回サロンでお話をして頂く予定でしたが、東日本大震災発生(3.11)のため延期させていただき、5月に第68回JKSKサロンとして開催させていただくことになった。

成澤氏は、“世界一明るい障がい者”として有名な、笑顔の素的な格好よい26歳の好青年である。3歳の時網膜色素変性症という難病にかかられ、徐々に視野を失っていくという困難に直面しながら、しかし、その間幼稚園をアメリカで過ごし、小中高も普通校に通って学校生活を送られたという。

成澤さんのお話は終始明るく、そして参加者にゲームの難題を解かせたり、次々と質問を投げかけ、その場のムードを最高に高め、ご自分の世界に引き込んで行かれるリーダーシップは、健常者顔負けのすばらしいものであり、参加者全員が魅了されていった。成澤さんが、強調されておられたことは、

* 障がい者がもっと自信を持って普通に生きていける社会を創りたいということ。(今、日本には、約800万人の障がい者が居られるという。

*先ず「障がい者雇用促進活動」から始めようと、「株式会社ダイバーストリート」を起業したこと。

*障がい者にとって日本社会に欠けているものは、
1)キチント収入が得られる場所、機会が十分でないこと
2)おしゃれやかっこよさを追求出来る意識を持ちずらいこと
3)夢や思いを共有出来る仲間たちが少ないこと

*(株)ダイバーストリートの具体的な仕事は、障がい者と健常者との間に入って、まず障がい者に社会の中で働いてもらうアイディア・チャンスを作る事であり、その間、常に、「笑いとゲーム」感覚を大切にしてるという。

*健常者が障がい者と一緒に仕事をする職場において大事なポイントは、
1)仕事の「目標」を明確にすること
2)障がい者が「出来ること」と、「出来ないこと」をはっきりさせておくこと
3)障がい者が理解しやすい連絡・伝達手段を作っておくこと。
例えば、“方向性”は、「時計」を基準に、12時とか3時といった表現で伝える。“距離感”は、背中に指で描く。など。

*一部上場企業、NGO,NPOを対象に100社ぐらいのコンサルタントを行ってきたが、例えば、那須の牧場の真っ暗な倉庫内を利用して、“暗闇の中の食事・遊び”など、健常者と一体 となった空間を演出し、楽しむなど、成功しており、活用できるアイディアは尽きないという。

*また、成澤さんの今の視力の視野はせいぜい3%ぐらいだが、この「3%の挑戦」にこだわっているという。3%の視野でかえって相手の人物が判る、起業に挑戦する人は3%、10年続く会社は3%ぐらい・・とか。

参加者から、沢山の質問があった。成澤さんの語られた豊富な話題の中で、印象的であったのは、

  • 人のせいにする時、人指し指は相手に向けるが中指は自分を指している。大切なことは、絶えず自分を反省することの大切さ。
  • ライターやストローは障がい者が発明したものであり、健常者以上に優れた能力をもつ障がい者も沢山いることを認識し、共存していく社会のすばらしさ。

理事長の手料理のテーマは、「1日に3食ともカレーライスを食べたい」というほどカレー大好きという講師の希望にお応えして・・、更に好きなものコーンスープ、餃子、ポテトサラダ、蟹クリームコロッケを含めて30数種、更に、被災された岩手県で復興に取り組む方から送られてきた釜石ラーメン(梶田恵臣さんご紹介)を活用してのラーメンサラダなどと共に~。また、石畑孝子様からチーズ「アボンダンスAOP(フランス)」「サガクラシック(デンマーク)」を、また、中川 惇様からは「福岡県八女市の繁枡(銘酒)」のご寄贈をいただいた。

会場で、被災地の商品を買って応援しようという清水事務局長のアイデイアで、「釜石ラーメン」(12個)が販売され完売した。売り上げは全額募金へ。

(文責 JKSK事務局) 

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