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 第101回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「美しく・豊かなサステナブル・コミュニティづくり
-長野県池田町、カミツレの里-」

大和田順子さん JKSK 理事長
北條裕子さん カミツレ研究所 代表取締役
溝口綾子さん KSHS 主宰 

2014年7月16日(水)19:00~21:00
「CULTURE」(表参道)

 本日の講師は2014年5月に新しくJKSK理事長に就任した大和田順子さん。
これまで携わったお仕事の話を中心に、美しく・豊かなサステナブル・コミュニティづくり」と題し、これからのJKSKに対する思いや価値観についてお話しいただきます。

 ザ・ボディショップやイースクエアなど環境問題に関わる企業を経て、(一社)ロハス・ビジネス・アライアンスの共同代表や立教大学21世紀社会デザイン研究科の兼任講師をしています。
また、総務省・地域資源事業化アドバイザーとして主に都市と農山村地域をつなぐ仕事をしています。
ロハス(LOHAS:Lifestyles Of Health And Sustainability)を日本に紹介して10年以上が経ちますが、日本は今どのような課題に直面しているでしょう。
 食料自給率だけではなく木材自給率も低い、エネルギー自給率に至っては4%と大変低い日本です。
また、人口減少社会を迎え、900近い自治体が消滅可能性がある、と指摘されています。そして急速に激しさを増している気候変動、温暖化が進行しています。そのような状況の中、私たちは何をどのように取り組めばいいのでしょうか。
 “地域循環経済”という考え方があります。行き過ぎたグローバル経済に対して、もっと地域で回る経済、ローカル経済を重視しようというもので、近年日本でも総務省の政策として各地で取組まれるようになってきました。私も総務省の「緑の分権改革調査事業」に宮城県大崎市、福島県いわき市、富山県南砺市でアドバイザーとしてかかわり、地域ならではの資源(魅力)を活用し、またその地域で活躍する女性たちと手を取り合って、直面する地域の日本の課題を解決していきたいと、情熱を注いでいるところです。

 2011年5月より継続して取り組んでいる「JKSK結結プロジェクト」ですが、復興地の女性たちと首都圏に住む私たちが協力しあうこと、JKSKが地域の女性リーダーをエンパワーし人材育成のお手伝いができるのではないかということ、そして「経済至上主義から社会・経済・環境調和型の社会へ」価値観の変化を促していきたい、ということを柱に進めてきています。
 JKSK結結プロジェクトを通して生まれた個別プロジェクトの一つに、「いわきおてんとSUNプロジェクト」があります。JKSKでは昨年からおてんとSUN企業組合が取り組むオーガニックコットン畑へボランティアバスの運行もしています。
 2012年8月~東京新聞様との連携で連載を続けている「東北復興日記」による刻々と変わる課題や地域の未来づくりの継続的な発信にも努めてまいります。
 また、仙台が東北の中心ということで昨年から「東北の美しい未来創造塾」というサステナブル・コミュニティづくりのできる人材育成、思いを形にする講座を、せんだい男女共同参画財団、仙台市と共催で仙台市内にて開催しています。今年は地元のNPO法人みやぎスマートアグリが主催となり、W-BRIDGE(早稲田大学とブリヂストンの連携による研究事業)の調査研究委託を受けて10月から実施します。
 さらに6月から南相馬でも「メンタルヘルス対策講座」を、こちらはJKSKの主催で開催しています。本当に大きなダメージを受けた南相馬の方たちですが、地震・津波・原発事故から3年半を経て、前を向こう、未来をつくっていこうという気持ちがようやく芽生えてきたところです。

 JKSKは“インクルーシブ・リーダーシップ”研修も展開していきます。インクルーシブ・リーダーシップとは、JKSKが設立以来柱にしている考え方です。関係する人々の能力を最大限引き出し、巻き込み、活かす力です。社会が直面する様々な課題を解決するためには、多様なセクターの人たちと連携してプロジェクトや事業を進めることが求められています。
 6月~8月まで早稲田大学エクステンションスクール(中野校)にて5回にわたり「インクルーシブ・リーダーシップ研修」が開催されています。JKSKの理事・会員にはセルフ・エスティーム、リ・チーミング、コーチングなどに造詣が深いメンバーが多くいらっしゃいますので、皆さんと力を合わせ、様々な機会を通じて“インクルーシブ・リーダーシップ”を広めてまいりたいと考えております。


 それでは次に、日本の多くの農山村が直面している課題の解決のためにソーシャルビジネスを実践されているカミツレ研究所の北條さん、そして北條さんがサポートしている乳がん患者さんのネットワークKSHSの溝口さんからお話をいただきましょう。

◆ (株)カミツレ研究所 代表取締役社長 北條裕子さん 
 http://www.kamitsure.co.jp/
 「カミツレとはジャーマンカモミールのことです。日本国内において、有機農法(オーガニック栽培)で生産し商品化できないかと思い、長野県の池田町で33年前から活動を始めています。2haの畑、宿泊施設、工場があります。カミツレには様々な効果があります。お肌を保湿する効果だけではなく、乳がんの患者の方がカミツレエキスの入ったお湯に浸かることで浸かることで安眠効果もあるということが分かりました。乳がん患者の方にカミツレの里(池田町)に来て頂き、綺麗になってリフレッシュして帰っていただきたい・・・そんな思いでも活動を続けています。これから話をしていただく溝口綾子さんにもそんな活動の中で出会いました。」

◆ KSHS(キチンと手術・ホンネで再建の会)主宰 溝口綾子さん
 http://www.kshs-japan.net/
 「カミツレの里は本当に素敵な場所なんです。「ただいま!」ともう一度帰りたくなります。まさか自分が乳がんになるとも思わなかったのですが今、12人に1人が一生のうちに罹患すると言われています。乳房を失ってその存在の大きさを感じました。 一方、乳がんになって出会いが沢山ありました。乳がんは早期発見が可能です。乳がんになったらどうしようではなく、乳がんは早く見つかれば死に至らぬことは多くの場合可能です。治療の選択ができます。綺麗に治すこともできます。まずは正しい検診を受けましょう、ということを皆様に伝えたいと思います。」

 このあと、カミツレローションによるハンドマッサージとヘッドマッサージを体験いただきました!

 

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