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 第108回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「人口減の今がだからこそ、人の力を活かす「受援力」」

吉田穂波さん
       国立医療科学院 生涯健康研究部 主任研究官
       (産婦人科医、医学博士、公衆衛生修士)

2015年4月15日(水)19:00~21:00
「CULTURE」(表参道)

本日の講師は吉田穂波さん。ドイツ、英国、日本で産婦人科医として勤務後、2008年よりハーバード大にて留学生活を送られました。現在、国立保健医療科学院にて、公共政策の中で母子を守る市仕事に就いておられます。この間に5人のお子様の出産をし、タイムマネジメントに関する本『「時間がない」から、なんでもできる!』も書いておられる、パワフルウーマンです!

私は子育てとキャリアをどう両立するか、自分自身をモデルに実践してきました。聖路加国際病院での研修時代には、死の場面がその人の人生の価値を映し出すならば、自分で何かをため込むよりも周囲とシェアした方がよりよい人生になるのでは、と学びました。

311で私の人生は変わりました。「(赤ちゃんが)無事に生まれたよ。」という情報も確かにありましたが、「沢山いるはずの妊婦さんはどうしているんだろう?」と疑問が湧き、震災後すぐ、4月1日に被災地に入りました。「妊婦さんや子供はみんな逃げていると思うよ。」という情報もありはましたが、「私はそんなことはないだろう。」と思いました。女性は妻であり、母であり、娘であり、妹であり、友達であり・・・多くの立場を同時に持っており、自分だけがその場を離れることができないのではないかと思ったからです。イスラエルチームが被災地で母子のための医療施設を立ち上げるのを見て、災害時には母子のための避難・救護施設がもっと必要であったということを痛感しました。

「受援力」とは他者に助けを求め、快くサポートを受け止める力。これが大切だと思ったのは、被災地支援での自分自身の体験からです。サポートをする人こそ、実はサポートが必要なのです。自己責任や自立をを求められるあまり、助けてと言えずに孤立していく人がとても多いのですが、自分の責任であっても助けを求めていいのです。甘えることもコミュニケーションの一つです。何かを達成する時「他の人の力を借りて成功する」というステップが日本では抜け落ちているように思います。特に男性は助けを求めるのが苦手のようです。助けを求めることは、相手に対する最大の賞賛・承認と思ってはいかがでしょうか。また助けを求めるときのお作法もあります。相手のタスクが見えやすい形にする、頼むときから「ありがとう」と言う、結論から先に伝える、ということ。人間の脳の一番のエサは「ありがとう」と言われること。感謝の気持ちがお互いにとっての原動力になるなのです。

一人で抱え込んでしまうために、50万人ほどの方が鬱になっているという現実を何とかしたいと思っています

ここでワークをしてみましょう。1分間で「ずっと先延ばしにしていたけどやりたかったこと」を相手にシェアしてみましょう。次に受援力のスキルを使って「手伝って欲しいこと」を頼んでみましょう。相手の方はウンウンとうなずいて聞いてあげましょう。

いかがでしたでしょうか・・・
■頼まれた時の気持はいかがでしたか?「頼られて嬉しいと思いました!」「応援しよう!」
■頼ってみていかがでしたか?「自分が日常の中で頼っていないことに気づきました!」

この後も二人一組でのワークが続き、サロンに参加いただいた皆様の「受援力」はグンとスキルアップできました。これからの時代は「受援力」。その力を生かすためには、私たち自身が満たされ、リラックスすることも必要であるようです。

「受援力」パンフレットはこちらから無料でダウンロードしていただくことが出来ます。 http://honami-yoshida.jimdo.com/%E5%8F%97%E6%8F%B4%E5%8A%9B-%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

(文責:事務局)

 

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