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 第132回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「米国で広まる Positive discipline
      ~こどもの癇癪や喧嘩をも学びに変える親子の会話法~」
リッフ雅映子さん
2017年9月20日(水)19:00~21:00
「CULTURE」(表参道)

第132回JKSKサロン・スケッチ

本日はリッフ雅映子様に「米国で広まるPositive discipline」-こどもの癇癪や喧嘩をも学びに変える親子の会話法‐というタイトルでお話いただきました。 結婚を機に米国へ。長男、次男出産、子育ての中positive disciplineに出会う。
Positive disciplineとは、1981年ジェーン・ネルソン博士がA.アドラー博士とR.ドライカース博士の考えをもとに提唱したこどもの育て方・対話の仕方の方法論。

どういう声掛けが、子どもの成長したい・役立ちたい気持ちを後押しし、よい行動がとれるように親は導けるのか。答えは、罰や叱責ではない。

重要な要素として
1 Kind and firm at the same time
思いやりを持った言い方 毅然とした対応で。やるべきことはさせる。

2 Sense of belonging and significance 
子どもは世の中の一員として認められ、役立ちたいと思っている

3 Mistakes as opportunities to learn
癇癪・喧嘩・もの投げた!こんな時こそ、子供が成長する大チャンス!
たとえば、癇癪は感情の高まりを鎮める方法を見つけ、練習するいい機会。

4 Don’t focus on what they did. Focus on what to do
何をすべきかに焦点を当てよう。してしまったことに焦点を当てない

5 Telling them what to do repeatedly as you teach ABC
ABCを教えるように、お手本を見せて教えて、繰り返し

6 Involve children in problem solving
子ども自らに問題解決の過程に関わらせる

7 Teach valuable social and life skills
今言うことを聞かせるよりも、長期的なライフスキルを身につくように教えよう

8 When kids feel better, they do better. When we feel better, we can do better
人は誰でも気分がいいときのほうが、よい行動もとれる
感情的になったらまずは落ち着こう。そして親の心の管理も忘れずに

9 All emotion should be accepted but some action should be limited
子どもの「自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちを受け入れる。ただし、行動はすべてが許されるわけではなく、適切な行動のみ許す ネガティブな感情も受け入れる。そのうえで、その気持ちとどう向き合うか、解決するかに焦点を当てる

10 Improvement not perfection
完璧な人はいない。子どもにも、そして自分も完璧を求めない

11 Connect before correction
 正す前に、子どもとの心のつながりを意識しよう



上記の理念の解説に加え、具体的な声掛けの仕方も交えて説明した。
たとえば、子どもと一緒にブレインストーミングというツール。
保育園に行きたくない子供とは、一緒に「学校でママに会いたくなったら何をするか」をアイデアだしする。
子どもも考える一員となることで気持ちに変化が生まれ、また問題解決スキルも育つ。

アメリカで広まり続けている背景には、「言うことが聞ける子供」「気持ちを抑制できる子」を育てるところから、
「自分の意志も伝えることができ、相手の話も聞くことができ、誰もが納得する解決方法を導ける人間」、
「つらい・悲しい・嫌だといった負の感情を否定せずに、向き合い、乗り越える方法を身につけた子」を育てるべきだという変化がある。

質疑応答

ご講演後、リッフ雅映子様より以下のメールをいただきましたので、ご紹介いたします。

昨日はポジティブディスプリンについて聞いていただき、ありがとうございました。
社内コミュニケーションとポジティブディスプリンをつなげて考えてくださる方が多かったのも関わらず、
私がその場で答えられなかったのでメールいたします。
また本の紹介も質問にあったのでいくつか書かせていただきました。
また、宣伝になってしまいますが、個人でも、子育て社員のかたへの企業内勉強会等でも
もしワークショップを開催してもいいと思ってくださいましたらお声がけいただけると幸いです。

【社内でうつになった方への対応とつながる話】
アメリカの精神科医の友人にいわれて学んだのは「うつの部下へ上司がいうべきことは 『今は自分の心と向き合い、マネージメントすることを学ぶ”投資”の時期なのだろう。 安心して、カウンセリングにいくことなどを優先しなさい』といって、専門家へ引き渡す。
休みなさいとだけいって放置することや、専門家でもないのに自分が解決しようと話を聞きつづける上司ではだめだ。上司が疲弊してしまう)」

【社内のポジティブディスプリン類似のもの】
DiSC。https://discprofile.com/what-is-disc/overview/
私も社内コミュニケーションの分野で似たようなものがないか探しております。
理論だけではなく実践的なものです。
私もDiSCについて調べようとしている段階で、今おすすめすべきか迷いましたが
ポジティブディスプリンを一緒に学んでいる日本人の友人でチームコーチングを仕事にしている者が、
このプログラムを展開しているので、両者の根っこは同じはずです。

【ポジティブディスプリンの基礎がわかりやすい本(英語)】
『Positive Discipline for Preschoolers』 Jane Nelsen 著

【ポジティブディスプリン、実践例満載の本 (英語のみ)】
『How to Talk so Little Kids Will Listen: A Survival Guide to Life with Children Ages 2-7』 Joanna Faber (著)

【夫婦の空気をよくすることで、心の余裕を作る】
『愛を伝える5つの方法』ゲーリー チャップマン (著)

英語ではfive love language といわれるもので、アメリカの友人間で、たびたび話題になります。
相手がどんなことをされると嬉しいと思うタイプかを診断し 客観的に夫婦の満足度を分析する本です。

以上

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