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 第136回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「女性の活躍推進から一人ひとりの活躍推進へ〜東京海上グループでの取り組み事例から」
宮西 嘉樹様
1982年 東京海上火災保険 株式会社(現東京海上日動火災保険 株式会社)入社。
入社後は、営業部門(企業営業・公務営業)を中心に、経営企画部や営業推進部門、本省出向等を経験し、横浜支店長(2008年〜)、
本店営業第六部長(2011年〜)を経て2015年より現職

2018年2月21日(水)19:00~21:00
「CULTURE」(表参道)

第136回JKSKサロン・スケッチ

本日は宮西嘉樹様、大津賀亜佐美様、矢島つかさ様に
「女性の活躍推進から一人ひとりの活躍推進へ〜東京海上グループでの取り組み事例から」というタイトルでお話いただきました。

〇宮西嘉樹様
 東京海上ホールディングスは総資産約23兆円、従業員約4万人(半数は海外)の企業グループで、
利益構成比は損害保険事業は約43%、生命保険事業は約14%、金融事業・一般事業は2%、海外事業は約41%となっている。
東京海上日動火災保険は1879年創立で、利益は3,000億円程度の損害保険会社で、大別するとコーポーレート部門、商品開発部門、営業部門、損害サービス部門の4つの部門がある。

これまでの女性の活躍推進に向けた流れを見ると、1980年代前半は「総合職=男性+一般職=女性」で、女性は男性の補助だったが、
1990年代前半には「総合職≒男性+業務職≒女性+一般職=女性」となり、 2000年代前半には「全国型≒男性+地域型≒女性」となり、2007年頃から「グローバル≒男性+ワイドエリア≒女性+エリア≒女性」というように変遷してきている。

女性の活躍推進に向けた主な取り組みとしては、
「①働く環境を整える ②働き方を支援する ③企業風土・文化を変革する(社員の意識改革のための取り組み)」が大きな柱である。

また、女性の活躍状況としては、営業担当者数は2008年の約120名から、2016年には約1,700名に拡大し、リーダー数も2007年の約40名から2017年には約220名に増加した。

一方、女性の声としては、「リーダーになりたくない」「重い責任を負いたくない」「育児、介護があるので、今のままで良い」「自分の能力が追い付かないのではないか」 「自分の能力がないし、活躍できそうにない」という不安・懸念の声があるのも事実である。

男性側(リーダー職)側にも、「能力の高い女性でも、ライフイベントの可能性を懸念せざるをえない」「育児や介護の配慮をせざるをえないので、女性の活躍推進には限界がある」 「女性とのコミュニケーションが難しい」という意識もまだ完全に払拭しきれてなく、男性側にも課題が残っている。

女性の活躍推進をめぐる課題意識として、能力がないという人はそもそもいないという前提で考えており、「能力を発揮する場所や方向を整える」「マネジメントを改善する」というようなことができれば、
女性の活躍推進がうまく進むと考えている。「介護、育児をしながらも働ける環境」を創っていくことが会社の責任だが、これは女性に限ったことではなく、男性についても同様なことだと考えている。
一人ひとりの女性、更には男性もが「自分の置かれた環境の下で働き甲斐を感じながら自分の能力を発揮して活躍している」という会社を創りたいと思う。

東京海上日動あんしんコンサルティング個社における挑戦としては、意識改革への取り組みとして、
「1.目的意識の明確化」「2.多様性の承認」「3.失敗を許容する文化」「4.みんなで幸せになる」ということを掲げている。
働く環境を整える観点からは、人事制度の運用を柔軟化し、一人ひとりのメンバーがその置かれている環境に応じて働きやすい状態を創ることに注力している。

特に、介護休暇や学童時短、半日休暇の拡大、タイムセレクトの拡大等の多様な働き方を実現できる環境を整備している。更に、一人ひとりの気づきを促進する取り組み(社内留学等)やITサポートを軸とする業務環境・就労環境の整備等に努め、在宅勤務等を意識してペーパーレス化を進め、サテライトオフィスをテストケースとして設置した。 これからは、一人ひとりのメンバーの目的意識を更に明確化し、ジョン F.ケネディの言葉、
「国があなたに何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるか考えようではないか」というような「自分自身でどうしたいのか、自分自身がどうありたいのか」といった意識改革を更に進めていきたいと考えている。
道半ばだが、課題意識と現在やっていることとについてお話をさせていただいた。

〇大津賀亜佐美様から「私の挑戦」
2003年に東京海上火災保険(現・東京海上日動火災保険)に入社、
担当業務は自動車保険のお支払い業務、経験を重ねながら、現在15年目となった。
入社5年目まで担当者として年700から800件の事故を担当。
6年目以降、担当者+キーパーソン業務(事業管理、方針指導、人材育成、課内マネジメント等)、
12年目からはキーパーソン業務のみになり、転勤を繰り返しながら、ステップアップしてきた。

損害サービス課の構成は従来、物損担当=女性、人身担当=男性であったが、役割分担が少しずつ変わりつつある。
私のチャレンジとしては、まずは人身担当にチャレンジしたこと、そして現在、人身担当のキーパーソンにチャレンジしていることである。 人身担当としての経験は少ないが、自動車保険に携わってきた年数は長いことで保険の知識やお客様が求めていることを察知できる面など自身の強みを活かしていくことでアドバイスできることも多い。 知識、経験が増えると、自分の考えに幅ができ、後輩たちに教えられることも増えていくので常に挑戦し続けていきたい。 今の悩みとしては、男性且つ年上の部下との接し方が難しい。
女性を上司として受け入れてもらえるよう日々のコミュニケーションを大切にしている。

キャリアビジョンとして、①マネージャーとなり、メンバー一人ひとりと向き合いながら、1つの組織をまとめてみたい。②ワークライフマネジメント、
仕事と生活のバランスがとれていないが、生活も大事にして、充実した人生を送っていきたい。

〇矢島つかさ様
2005年入社、13年目。
茨城県の支店に10年間勤務、3年前にジョブリクエスト制度により建設産業営業部に異動、
昨年課長代理に昇級。2004年に就職活動をし、100社受け、4社から内定、一般職ではなく、総合職を希望、
日動と統合したときに全国型と地域型を新設し、勤務地による区分のみで、仕事内容は同じということで、入社を決意。

茨城支店時代、11年ぶりの新人で、営業希望で入社したが、実際は事務担当だった。
格好良い先輩がいたので、4年間頑張って、5年目で営業担当になった。
しかし、営業になっても事務と半々だった。同期が先に主任になったので、働き方を考えるようになった。
自分のことばかり考えてガツガツ働いていたことを反省した。それを契機にジョブリクエストに応募し、3年前に企業営業担当になった。 建設産業営業部時代もまた、営業と事務の半々だった。
「男性に負けないように」という考え方はやめ、 自分が組織に貢献できることを精一杯やった。
課長代理に昇級したが、ジョブリクエスト期間が今年の4月に終わる。
営業が好きなので、海外など幅広く働きたい。
ロールモデルはたくさんあるから、広い視野で、強くしなやかに楽しむ余裕をもって働きたい。

〇質疑応答

以上

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