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 第138回JKSKサロン●JKSK会員とゲスト定例交流・勉強会
「シルクロードの天空の国 キルギスで出会った白いハチミツに魅せられて」
信田 陽吉様
株式会社こぶた舎 代表取締役

2018年4月18日(火)19:00~21:00
Patia麹町

本日は信田陽吉氏(株式会社こぶた舎 代表取締役 キルギスのはちみつショップ「ジェペックジョル」店長)に、
「シルクロードの天空の国 キルギスで出会った白いハチミツに魅せられて」というタイトルでお話いただきました。

北海道小樽生まれ、報道カメラマンをめざすが、広告、マーケティングの世界へ。
雪印のバーアイスのキャンペーンでスーパーマリオブラザーズを企画してスーパーヒットを手掛けたこともあった。
広告プランナーとして働くうちに、食べ物に関心を持つようになり、千葉県の里山で無肥料、無農薬の米作りなどを実践。
ミツバチの持つ高度な社会性に惹かれて花園養蜂場に弟子入りのかたわら、「はちみつマイスター」の資格を取得。
シルクロードで出会ったキルギスのハチミツを紹介している。


本日は以下の4点についてお話したい。
1. ミツバチの生態と恵みについて
2. キルギスで出会った白いハチミツ
3. 女性の経済自立をサポートするOVPO+1の活動
4. そうだ!キルギスに行ってみよう

1. ミツバチの生態と恵みについて
セイヨウミツバチとトウヨウミツバチの2種類がいる。
セイヨウミツバチはヨーロッパからアフリカにかけて分布。現在は養蜂のため世界の様々な国に導入され、飼育されている。
日本へは明治時代にヨーロッパから養蜂道具と一緒に輸入された家畜である。 トウヨウミツバチはアジアの広い範囲に分布。ニホンミツバチは氷河期から住んでいる野生の在来種。
蜂は生命が脅かされたときに刺す。蜂に出会ったら、ゆっくり動くことが大事。
ミツバチの巣の中は恵みの宝庫。
養蜂は、狩猟式→古式→巣箱と変化してきた。
養蜂がもたらしてくれるものとして、①ハチミツ、②花粉、③ローヤルゼリー、④プロポリス、⑤蜜蝋、⑥ハチの子、⑦ハチ毒、⑧ポリネーション 養蜂はミツバチの8つの魅力を人への恩恵に変える大切な橋渡し役。

ミツバチの恵みと人とのかかわり
ハチミツは昔から人々の暮らしに貢献していた
・ペニシリンができる前までは、抗菌力のある薬として使われていた
・ミイラづくりにも防腐剤として使われていた
・クレオパトラが美容のために用いた
現在も研究が進められている。歯周病や傷の治療に効果がある。
蜂にとってハチミツは冬を越すためのエネルギー源、それを使ってしまうと、蜂は死んでしまう。心ある養蜂家は、越冬するために必要ハチミツを残しておく。 働き蜂は雌、3万匹の巣のうち、雄は10%、女王蜂は1匹。女王蜂はローヤルゼリーしか食べない。他の蜂はハチミツと花粉を食べる。
卵から孵って2週間ほど巣の中で働き、その後、外に飛び出して花の蜜を集めてくる。外へ飛んでいられるのは2週間ほどしかない。女王蜂の寿命は3~5年。

2. キルギスで出会った白いハチミツ
キルギスは、中国、タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタンに囲まれた国。面積は日本の約半分。
人口は600万人、宗教はイスラム教スンニ派、首都はビシュケク。以前はソ連の食糧庫と言われ、おもな産業は農業、畜産業。一人当たりのGDPは1,072ドル、通貨はソム、1ソム=1.6円。1991年に独立、2004年に在日キルギス大使館がおかれた。在留邦人は132人、日本に住んでいるキルギス人は394人。首都ビシュケクからイシククル州カラコルまで約8時間。イシククル湖は世界第2位の透明度を持ち、大きさは琵琶湖の9倍。川が115本流れ込み、出ていく川は一本もない。冬でも凍らず、魚も少ない。周囲には、6,000m級の山々がそびえている。 キルギスは、年間日照数300日だが、雪解け水で水には困らない。
ソ連時代から養蜂が盛んで、往時は年間9,000トンを生産していた。 4年前にキルギスを旅したときに朝食に出た「白いハチミツ」の美味しさに感動。2017年から輸入している。糖度80度以上で濃厚な甘さだが、後味がすっきりしていて評判がよく、食べた人が笑顔になる魅力がある。このハチミツが日本で売れることでキルギスの女性も笑顔になる。

3. 女性の経済自立をサポートするOVPO+1の活動
JICAが世界で展開している大分県発祥の地域活性化のための一村一品運動で、発展途上の人々が経済的に自立できるように商品開発、人材育成、流通開拓などをサポート。キルギスのOVPO+1組合はだれでも参加でき、自助努力、生産者であること等。現在は210グループ、約2,200人が参加。イシククリ湖周辺で、OVPO+1のフェルト工場やハーブ石鹸工場等々ができた。キルギスでは女性の地位が低く、現金収入を得る機会も少なかったが、一村一品プロジェクトで雇用が生まれ、安定した現金収入を得られるようになり、家庭内での女性の地位が上がった。廃校になった小学校にフェルト工場ができ、村の女性の活力源になっている。このOVOP+1からハチミツを購入している。

4. そうだ!キルギスに行ってみよう
キルギスに行くなら、①キルギス第3回世界遊牧民協議会ツアー(7泊8日、8月30日~9月8日)1,581ドル 2名から催行 成田~アルマトイは、 別途、②クルグズスタン(キルギス)とカザフスタン、海抜7,000mツアー 7月~8月、7泊8日 1,419ドル 12名から催行 成田~アルマトイは、別途

はちみつフェスタ2018に出店予定。
東京ミッドタウンBIOマルシェにも毎月出店してキルギスの白いハチミツを紹介しているので、お買い物に来てください。

最後になりましたが、キルギスのはちみつショップの「ジェペックジョル」はキルギス語で、シルクロードのことです。

〇質疑応答

以上

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