
2026年10月14日、東京ウィメンズプラザにて、エスビー食品株式会社 代表取締役社長 CEOの大久陽子氏をお迎えし、JKSKサロンを開催しました。
約33年にわたる歩みの中で、商品開発をはじめ、お客様相談センター、ダイバーシティ推進室、広報、マーケティング企画、研究など、多岐にわたる部門を経験されてきた大久氏。その多彩なキャリアを通して、予測が難しい「VUCA時代」をしなやかに生き抜き、新たな価値を生み出し続けるための考え方についてお話しいただきました。
1. 多様な経験を力に変えるキャリア形成
商品開発からキャリアをスタートし、結婚・出産を経て、お客様相談センターへ異動された大久氏。得意分野ではない領域で人をマネジメントする立場になった経験を通して、ご自身の強みに気づき、部下に任せることの大切さを学んだと語られました。
「変化こそがチャンス」という柔軟な姿勢が、長年にわたるキャリアを支えてきたことが伝わってきました。

2. 失敗を恐れず挑戦する――すべてを成長の糧に
講演では、数々の商品開発の軌跡も紹介されました。大久氏は、失敗したときには反省はしても、後悔はしなかったと語られました。失敗も大きな糧になるからこそ、恐れず挑戦し続けることが大切だという言葉に、励まされた参加者も多かったのではないでしょうか。
また、大きな転機となった異動を通じて、自分の弱みに気付いたことを新たな成長のチャンスと捉え、強みに変えていった経験もお話しくださいました。できなかったことができるようになった自分を認めること。そして、苦手なことがあるからこそ、自分の強みに気づけたこと。そうした経験を重ね、自分らしさを見つけることが、仕事を続けるうえで大きな支えになったとおっしゃっていました。

3. 不確実な時代だからこそ、女性の力が活きる
大久氏が入社された頃は、女性役員が一人もいなかったそうです。そこから現在に至るまでの変化に加え、家族のあり方や購買層の変化を踏まえ、女性が新たな価値を創造する機会が広がっているのではないかと指摘されました。
大久氏ご自身も、育児や家事との両立の難しさに何度も直面した一方、仕事が楽しく、一度も辞めたいと思ったことはなかったと語られました。仕事への向き合い方や、ライフステージの変化を通じたキャリアの深まりについて考える機会となりました。
質疑応答では多くの質問が寄せられ、活発なやり取りが行われました。商品開発の秘話や広報時代のエピソード、複数の部門を経験されたからこそ生まれたプロジェクトなど、幅広いお話を伺うことができました。

まとめ
予測が難しい時代に、新たな価値を生み出すための柔軟な対応力や発想の転換について、具体的な経験を通して学ぶことができました。組織や社会の変化をしなやかに受け止め、自らの成長の糧にする。大久氏の前向きでひたむきな姿勢に、参加者の皆さまも魅了された様子で講演は盛況のうちに終了しました。

懇親会の様子
講師を囲んで気軽に意見交換が行われたほか、参加者同士のネットワーキングも活発に行われました。学生の方にも多数ご参加いただき、世代を超えた交流の場となりました。

