桜美林大学教授 馬越恵美子氏
2017年4月1日(土)、桜美林大学教授である馬越恵美子氏の講演会を開催しました。
専業主婦、同時通訳、NHKラジオ講師、大学教授、学会会長、上場企業取締役など、様々な顔を使い分けられている馬越恵美子氏。
たくさんのご経験の中から学ばれてきたことを、当日はセキララに語って下さいました。以下、レポートをお届けします!
専業主婦、同時通訳、NHKラジオ講師、大学教授、学会会長、上場企業取締役など、様々な顔を使い分けられている馬越恵美子氏。しかし、大学4年の時には“玉の輿”願望が強く、お見合いパーティに通っていたと言います。当時の目標は、裕福な家の性格のいいおぼっちゃまと結婚して安定した生活をおくること。現在のご活躍の姿からは想像できません。
大学卒業後に結婚をされ、専業主婦としての生活をはじめられた馬越氏ですが、時間を持て余してしまう日々。そこで大使館に電話したところ通訳の仕事を得ることができ、その後のキャリアに繋がっていきました。しかし、その後人生の価値観を大きく変える出来事が起こります。
「30歳で第一子、33歳で第二子を出産しました。しかし、その後母親のくも膜下出血、夫の末期がんで余命3ヶ月と宣告され、人生のどん底に落とされた状況に。仕事は1年間休職し、看病に集中しました。初めて「惨め」という感情を心の底から味わった経験でしたね。でも、惨めさを知ることは、人生において貴重だったと今では思います。自分が惨めな思いをしたことで、私は同じような人の気持ちが分かるようになりました」
夫の死を経験し、立ち直れずにいた馬越氏を救ってくれたのは、アメリカのポジティブシンキングでした。その後も様々なご経験をされ、通訳から大学院入学。そしてNHKのラジオ講座の講師や、学会設立から大学の教授職。また、その後、東京都の労働委員会で公益委員や東証一部上場企業やフランス系企業の取締役への就任など、活動の場をますます広げられています。
人生で起こった数々の困難をポジティブに乗り越えられてきた馬越氏。会場ではそんな彼女の生き方や経験に対する質問がたくさん出ました。前回同様、満足度は100%! 参加者の方からいただいたコメントを、以下掲載します。
・ アラサーで悩む時期にぴったりのお話でした!ありがとうございます。
・ 人生で経験されてきたお仕事を全て楽しかったと仰っていた馬越さんを素敵だと思いました。とても楽しかったです!
・ 壁を乗り越えていくための思考や行動など、しなやかな生き方を教えていただき大変有意義でした。
「また次回も参加したい!」という声も頂き、最近ではリピート出席して下さる方も。少人数でゲストの方とじっくりお話し、議論できるような場を引き続き創っていきたいと思います。
主催:NPO法人JKSK(女性の活力を社会の活力に)女性100名山プロジェクト
共催:なでしこVoice